マンションの購入を考える時、
キッチン・洗面台・UB・トイレの配置は変えれるのかな?
って思うことがあると思います。
答えは、現状の配管の状態によって違う!!
です。
そこで、内覧の時に知っていたら便利な豆知識をお伝えします♪
ポイント1:PSの位置を確認
物件の案内図面にも『PS』と言う表記があると思います。
浴室やキッチントイレの近くをよく確認してみてください。
住戸に対して2カ所の時もあれば3カ所、1カ所の時もあります!!
PSとは共用部分のパイプスペースです。
上階の方の排水が流れてきます。
この部分は絶対に取れません!!
なので、Before After の間取りを見てもSPの位置は変わっていないはずです!
ポイント2:洗面所と廊下に段差はあるか
段差は建物自体の構造を知ることに繋がります。
①段差有
②バリアフリー
この違いは床の構造にあります。
①床の躯体に段差が無い
床に配管を埋め込むような段差が無いため、床スラブの上に直接配管されますので、洗面所は必然的に段差ができてしまいます。同じく、洗面脱衣室から繋がる浴室も段差が付くわけです。
比較的築年数の建ったマンションに多い構造です。
メリット:比較的いろんな位置に場所を変更しやすい
デメリット:バリアフリーにならない
②床の躯体自体に段差がある
配管がたくさんあるスペースが凹んでいるのわかりますか?アップしてみます。
こんな感じです。
配管部分がもともと躯体から凹んでいるため、廊下との段差がなくバリアフリーにできるのです。
築年数の浅いマンションはこの構造で施工されていることが多いです。
メリット:バリアフリー
デメリット:この凹んでいる部分でしか間取り変更ができない。他の部分に持っていくと段差が出来る。
ポイント3:トイレの排水はどうなっているか
洗面とトイレは別々のPSの場合が多いのですが、トイレの排水は便器の種類にも大きく関わっていきます。
①横引き配管
トイレの横側から配管が出ている場合です。必ずPSの方に向かって配管されています。
トイレはこの横引き配管の時は、入口がバリアフリーになっていることが多いです。
(洗面脱衣場とは違うので別々に見るのがベスト!)
②床配管
後ろ側配管らしきものありません。
横にも配管らしきものはありません。
入口はバリアフリーです!!
そこで想像できるのは、トイレの躯体が凹んでいるのではないかと想像できます。
戸建て住宅は床下空間がありますのでこの床排水タイプのトイレを使われることが多いです。
トイレは配管形状によってご希望の便器が使えないことがありますので注意が必要です。
自分で判断できない場合はトイレの品番を控えておきましょ!!
タンクの品番と便器の品番がありますので便器の方を控えてください。
※ちなみにこのマンションはトイレ部分の躯体自体が凹んでいました。
ポイント4:玄関とホールの段差
今までの話を整理すると、
床の躯体がフラットであれば、洗面脱衣場は段差が付く
床の躯体が水廻りのところだけ凹んでいたら、洗面脱衣場はバリアフリー
の可能性が高かったですよね!
でも、この玄関とホールのところで段差があれば、玄関以外の床を全体的に上げている場合があります!
これぐらいの段差のマンションが多いと思います。
躯体がフラットの所に玄関タイルと直貼りフロアーを貼るこんな感じの高さになります。
全体的に床高さを上げている施工例は
これでギリギリですね!もう少し高いと床下配管の可能性有です!!
メリット:玄関以外バリアフリー、配置移動も比較的自由
デメリット:コスト高
ポイント5:キッチンとPSの関係
例1
こちらの対面キッチンをスケルトンにしてみましょう!
このようにコンロ前のパイプスペースから腰壁に配管されてるケースがほとんど!
このまま同じ位置にキッチンを配置するのは簡単です!
では横並びのキッチンダイニングを作りたいと言うご要望には応えられるのでしょうか?
できました!!
どのような配管ルートなのか見てきましょう!
こんな感じでPSから勾配をとって配管をしていきます。
例えばこれに付け加えて、キッチンから洗面所への導線を確保したい!となると出来ません!
何故か!配管を回してきているからです。
例2
こちらの対面キッチンを横並びのキッチンにして更に脱衣場へアクセスできる導線をつくりましょう。
2列型のキッチンを使います。
更に対面になるのはコンロ側、シンク側は洗面所への通路を確保するのであれば対面側へは配置できません!!
いろんなルールが在りますが、
配管ルートの違いで間取りの取り方は変わってきます。
気に入ったマンションを理想の間取りに変更できるかは、
リフォーム経験値のある人でないとなかなかパッと判断はできないものです。
そんな時の為に私たちがいます!!
女性設計士との物件内覧会!!
無料ですので是非ご利用ください。
不動産選びから一貫してお手伝いできる
「リノイチ」
ONE STARしかしていない、目玉サービスです(#^^#)
▼リノベ体験できる見学会はこちら |
▼物件さがし×リノベ相談会はこちら |
▼まずは資料請求の方はこちら |