一枚の木から作る造作ドア
大工さんのいる作業場へ到着すると、完成間近の建具が一枚、作業台の上に置かれていました。
(写真)これはちょうど、ドアの下の部分から上方を見た角度になります。
一番上の横の部材をはめ込むと、一枚の建具として完成となります。
一枚の板から始まった建具づくり
(写真)こちらの写真は、【大工さんが一から作る造作建具】ブログシリーズの、第一日目である11月25日のブログ(~ワンスター四条通店編) に載せたものです。
縦6本、横9本の部材から一枚の建具が作られていくという、なんとも楽しみな大工さんの工事!
この日は、掘削された穴に縦と横の部材がはめ込まれて、一枚になった建具をいよいよ見られる日。
楽しみに作業場へ向かいました。
丁寧に進められていく木工事。
写真はもとより、動画も撮らせてもらっています。
「いよいよ一枚になりますね。」と大工さんに言うと、「うん。」とうなずいたあと、「あっちにあるし、とんでくれていいで。」とのこと。ん?なんだ?と思いながら、後ろをふりむくと衝撃の映像!
出来上がっていました、一枚。(>▽<;)
「早く言ってよ~!」というやつですね。
大工さんが作業にとりかかっていたのは、二枚目の建具でした。
こうして完成したものを見ると(正確には、まだ下部の部分の意匠工事が残っているのですが)、本当に、一枚の板からできたの?どうやって?と思えてくるようです。
ですので、ちょっと復習しましょう。
(写真)こんな感じですね。
一枚一枚に、縦と横の部材がはめこまれる箇所を割り出し、墨付けし、掘削し、研磨し、接合していく。
木枠の中央の空いている部分には、デザインガラスが現地(ワンスター四条通店:2026/1/13OPEN予定です!)で、はめ込まれていきます♪こちらもどんな仕上がりになるか楽しみですね。
デザイン建具
さきほど、〈下部の意匠工事〉がまだである旨書きました。
実は、(写真)建具下部の水色部分の工事が、木工事の最後にあります。これが終了して大工さんの造作工事が終了となります。
この水色の部分に、細めの板を〈11枚〉張っていきます。
こうして木工事はいよいよ完成となり、その後現地にて塗装とガラスのはめ込み、取っ手の取り付けなどがされて、本当の完工になります。
次は、その最終木工事について、お届けします。
▷ワンスター四条通店 来年1月OPENに向けての工事レポは こちらから◎
(※ただいま、改装真っ只中。ぜひ良ければご覧になってくださいね)


