京セラ美術館にて開催されている『草間彌生 版画の世界 -反復と増殖-』の後期展示を見に行きました。
前期は残念ながら足を運ぶことができなかったのですが、なんと作品は前後期で全点入れ替えです。
作品数もかなり多く、大満足の展示でした。
草間彌生作品の代名詞とも言えるネット柄とドット柄、これらにはそれぞれ彼女の中で意味があります。
「ネット柄はネガティブ、ドット柄はポジティブ」、ご存知でしたか?
これを知った上で作品を見るとまた見え方が違ってくるかもしれませんね。
けいたいてきにみてネットはネガティブでドットはポジティブ
この2つがあみめのようにかさなりあってよじれてインフィニティのがめんをけいせいしてくる
ネットはおさないころみたげんかくのあみ ドットはむげんのひろがりのがんぼうをひめる
ー草間彌生
自身の中の得体の知れない内的イメージとどれだけの時間向かい合ったのか、計り知れません。
芸術は無限大の力を持っていると思います。
生きるとか死ぬとかいう話に敏感な人間ほど心の準備をきちんとして行った方がいい展示でした。